空いた時間にたまたま本屋で見つけて,空いた時間でざっと読んだのだけれども,まあ元は取れたかなぁというくらいには面白かった.内容としては,ライフハックとかクリエイティブとかに代表されるようなウェブに転がってそうなトピックばかりだし,それこそ本書まるまるウェブサイトに上がってても違和感無いような分量でもある.でも本書はある意味で一貫していて,それこそウェブにはない編集の力のようなものを感じる.本書の主張は端的に言えば「STEAL LIKE AN ARTIST」,クリエイティビティは先人の優れた作品を盗むことから生まれるということだ.そこから派生して,情報を選別して自分のモノにすること,アイデアは抱え込まないで他人と共有することなどなど,まあ言ってしまえば,話自体はハッカー文化とかエンジニア文化とかなり親和性が高い.そういうのが本書に影響しているのか,単に最近のトレンドなのか分からないけど,まあひとつの生き方として筋が通っているし,自分もそうありたいと思うことが多い.